こんにちは。気がつけば、今週ももう木曜日。早いですね。
私の仕事の一つに、日本語のパンフレットを作るというのがあります。作りながら感じるのは、メキシコ(特にオアハカ)はお祭りやイベントが多いなぁということです。ICOは語学学校ですが、スペイン語だけではなく、オアハカやメキシコそしてその文化について理解を深めてもらおう、という側面も持っているので開催されるお祭りやイベントの歴史や文化を盛り込んだコースも開講されているのです。
チラシを作るにあたってその行事のことを調べるのですが、それがとてもおもしろいです。特に、「なぜそうするのか」というバックグラウンドを聞くと、日本と似ているところ、日本と全然違うお祝いの仕方、あるいは、日本にはそもそも存在しないもの(考え方)などが見えてきて、知るたびに「ほう〜」と感心したり、「ほげ〜」と驚いたりしてしまいます。私は今年オアハカに来たばかりなので、来るお祭り来る行事が全て初めてです。実際にその行事やお祭りがやってきて、自分の目で見て改めて驚いています。
田舎の方が行事を盛大にお祝いしたり、伝統がたくさん残っていたりするのは、メキシコも日本も同じなのかな、という感じがします。その点では、オアハカはメキシコの文化に触れる機会が本当に多いなぁと思います。
▲セマナサンタのプロセシオン。キリストの受難を再現?したという宗教行列は、宗教色が濃くて、何とも独特の雰囲気でした。キリストの像が御神輿のようにかつがれていたり、顔を覆った人たちが歩いたりしていました。
▲ゲラゲッツァのこれまたパレード。おお、メキシコ、パレード好きやなぁ……。でも、このパレードはオアハカ州の各地の踊りや衣装、特産物などを披露するためのもので、セマナサンタのときのものよりもはるかに華やかな印象でした。
▲死者の日の時にもコンパルサというパレードがあるらしい……。こちらはどんな雰囲気なのか、10月のお楽しみに……。
パレードを振り返るブログみたいになってしまいました。
オアハカに来てもう数ヶ月が経とうというのに、未だにモンテアルバンなどの遺跡に足を運んでいない私……。あんなに有名なのに……。壮大な歴史が広がっているだろうというのに……。日々の生活の中で、文化と歴史を感じている今日この頃です。(無理矢理締めくくった間が否めませんね……。chin...!!)
それでは、良い週末をお過ごし下さい。
Instituto Cultural Oaxaca 日本人スタッフ
あみ
2014年8月29日金曜日
2014年8月27日水曜日
オアハカの空港から街へ!!
こんにちは。お昼を過ぎたあたりからまた曇りがちです。最近日本から来た人と話していると、「今年の日本の夏はずっと梅雨が続いているみたい」と言っていたので、うーーーん……と言葉を失いました。
さて、オアハカやメキシコのことをいろいろとブログで紹介できたらなぁ、と思いこのブログを書いているのですが、今日はオアハカの空港から市内への行き方について書きたいと思います。
2014年8月26日火曜日
オールチャータ
こんにちは。お元気ですか。オアハカは、昨日夕方に雨が降り、傘を忘れていた私はずぶ濡れになって帰りました。今日は傘を持ってきたのですが、こういう時に限って降らなかったりするんですよねぇ……。
さて、メキシコには日本にはない飲み物がいくつか(たくさん??)あります。その中の一つが、「オールチャータ」です。
オールチャータは、お米の汁の飲み物です。お米を主食にしている日本人にしてみたら、お米の汁が好まれて飲まれているとはちょっとした驚きです。最初は飲むのに抵抗もあったのですが、これがなんだか不思議な飲み物で、慣れてくると「あ、ちょっとオールチャータでも飲みたいなぁ」という気になってくるのです。
オールチャータは、タコス屋さんとかアグアフレスカ(果汁ジュース)を売った屋台に必ずババーンとおいてあります。特にタコス屋さんでは、アグア・デ・ハマイカ(ハマイカジュース、ハイビスカスティー)と並んで鉄板商品です。
▲こんな感じで売られています。一番左のがオールチャータ。白い!!だって、米だもの。
お米の汁だけではなく、シナモンや砂糖なども入っていて意外にさっぱりとした味わいです。私は、オアハカのオールチャータは特においしいと感じます。メロンなどのフルーツが小さく刻まれたものや、小さく砕かれたナッツが入っていたりするのです。「お米にフルーツてどんな組み合わせやーーー!!」と日本の「ご飯」のイメージを持ったまま想像すると非常に奇妙な感じがするのですが、このフルーツがオールチャータをさらにさっぱりとしたさわやかな飲み物にしてくれるような気がします。さっぱりするので、油の多いこってりとしたメキシコ料理と相性がいいのかもしれません。
メキシコやオアハカに来た際は、ぜひこの「オールチャータ」を試してみて下さい。
※簡単なレシピを見つけたので、もしお家で試してみたいという人は、このレシピを参考に作ってみるのも楽しいかもしれません♪
【材料】(500ml分)
お米 1/2カップ
水 1と1/2カップ
牛乳 1/2カップ
砂糖 1/4カップ
粉末シナモン 少々
【作り方】
①お米を洗って水を切り、分量の水に一晩つけておく。
②お米(浸していた水ごと)、シナモン、牛乳、砂糖をミキサーにかける(お米が細かくくだけるまで)
③よく冷やして、氷を入れて飲む
砕いたお米が沈んでくるので、ストローでくるくるとかき混ぜながら飲むといいです。レシピを見てびっくりしましたが、牛乳も入っていたんですね。知りませんでした……。
それでは、良い一週間をお過ごしください。
ICO日本人スタッフ
あみ
2014年8月22日金曜日
メキシコの郵便事情と、オアハカの「切手博物館」
こんにちは。今日も曇りがちで、若干肌寒いオアハカです。
日本を離れると、「あぁ、日本ってなんて便利なんだーーー!!」と感じることが少なからず出てきますが、手紙を書くのが好きな私が真っ先に思い浮かべるのは、郵便システムのことです。北海道からでも沖縄でも、大体普通郵便は2日か3日もあれば届きます。年賀状や暑中見舞いなど、年間を通じて定期的に便りを送るという文化もあるので、日常的に手紙を送ったり送られたりするのが普通です。手紙を送ろうと思えば、コンビニで切手をかって、場所によればコンビニにポストもあって即時に送ることだってできます。
しかし、所変われば事情も変わるというもので、メキシコには「手紙を送り合う」という文化があまりないように感じます。ポストも街中ではほとんど見かけることがありません。この間歩いていて↑のようなポストを見つけました。ある時突然現れたので、「これは、本物だろうか……」と少し怪しんでしまった自分がいました。……それだけ郵便システムに懐疑的になっているのです。それもそのはず、日本からの手紙が届かないのです。かれこれ、4ヶ月か5ヶ月くらいになりますが、いっこうに届く気配がありません。
EMSなど追跡のできる郵便は日本からでも1週間から10日くらいで届くのですが、普通郵便はおもしろいように届いてくれません。メキシコから日本へ向けた郵便は2週間か3週間程で届いてくれるのですが……。郵便局に問い合わせをしてみても、
「普通郵便は追跡のしようがないから、どこにあるのか私たちにも分からないのですよ」
と言われる始末なので、ただひたすらに我慢強く待つしかないのでしょう。(いつか届くことを信じて……。)
郵便システムはこんな状況だし、何せ今やインターネットの時代です。電話やメールで用件を伝える人が圧倒的に多く、以前知り合いになった人に手紙を送ると「人生で初めて手紙をもらった!!」と驚かれました。彼女は23歳だったので、それまで一度も郵便で手紙をもらったことがないということに私は逆に驚いてしまいました。(メキシコでは郵送で送るというよりは、カードなどは直接手渡すということの方が多いそうです。)
そんな非常に残念な郵便事情を抱えたメキシコなのですが、オアハカには「切手博物館」があります。「ええ、なんで?!」と思ってしまうのですが、館内にはたくさんの切手が展示されてあります。世界の切手もあるし、メキシコの切手もあります。
そして、メキシコの切手のデザインなのですが、これがまたかっこいいのです。手紙を送り合う文化があまりないのに質と量ともにこの充実ぶりに「なんで?!」の疑問は深まるばかりなのですが、かなりの見応えです。
展示スペースもいいのですが、個人的には併設のミュージアムショップもオススメです。切手博物館らしく古い切手なども売られているのですが、手紙を書くためのグッズや文房具も売られています。メキシコのものだけでなく、世界の文房具が売られていてとても楽しいミュージアムショップです。「なんかこれ、日本で売ってそうやなぁ」と思って手に取ってみたら、本当に日本の文具で、はるばる日本からやってきたのかーー、と妙に感動したりもします。
しかも!!最近知ったのですが、この切手博物館では切手も購入でき、切手博物館内の味のある古いポストからも手紙を投函できるのです!!今まで、ソカロ近くの郵便局まで閉店時間を気にしながら足を運んでいたのですが、切手博物館でも投函できると分かってかなり得した気分です。(というのも、郵便局よりも博物館の方がはるかに学校から近いのです……。)
オアハカにいらした際は、ぜひ「切手博物館」に足を運んでみてはいかがでしょうか。入場も無料なので、オススメです。
余談ですが、メキシコの切手のデザインがかっこいいのは展示されてある過去のものだけではありません。現在もばりばりでクオリティの高い記念切手が発行されています。
↑これは、2013年度の死者の日の記念切手だそうです。郵便局に行ったときに「日本まで」と言ったら「あ、ちょうど15ペソ(日本までの価格)のおもしろいデザインのがあるよ!」と出してもらったのがこれだったのです。デザインは、ホセ・グアダルーペ・ポサダというメキシコの画家/イラストレーターの銅版画が用いられています。そして、驚きなのはそのサイズ。手のひらが隠れる程の巨大サイズなのです。日本も近年さまざまな記念切手が発行されていますが、このサイズのは見たことがないので、やはり、メキシコおもしろいことするなぁ〜と感心してしまいました。
こんなすてきな切手が発行されるような国なのに、郵便事情がお世辞にも良いと言えないのはとても残念ですが、これからも楽しい切手がたくさん発行されることを密かに楽しみにしたいと思います。
【FYI】
オアハカ切手博物館ウェブサイト……http://www.mufi.org.mx/es/home1.php
それでは、良い週末をお過ごし下さい。
ICO日本人スタッフ
あみ
2014年8月16日土曜日
お盆!!「死者の日コース」のご案内
こんにちは。お久しぶりです。最近、本当に毎日が過ぎるのが早いなぁと思います。気がついたら8月ももう折り返しです。
オアハカは、最近めっきり朝晩涼しく日によっては、ちょっと肌寒いなぁと感じられる程です。(かと思えば、日中ぐんと気温が上がったりして、体調管理に気をつかいます。)
日本は、ちょうどお盆ですね。Yahoo!ニュースを見ていたら、五山の送り火のニュースが出ていました。思わず、「ところで、五山の送り火ってなんでするんやろう?!」と考えてしまいました。
お盆は「ご先祖さまたちが家に帰ってくる期間」というざっくりとした認識だったのですが、人に説明しようとすると、「あれ、これであってたかな?!」と自分の知識があやふやというか、自分の国の文化なのにきちんと説明できないのはちょっとなぁ、ということに気がついて苦笑いです。日本にいたらあまり意識しないことも、日本の外で生活してみると意識したり考えさせられたりすることが多々あります。そういうときは、インターネットの情報を鵜呑みにするのもだめだとは知りつつもついつい頼ります。→お盆とは(はてなキーワード)
さて、このお盆。メキシコに「死者の日」というお祭りがあるのですが、「故人が戻ってくる」という点で日本のお盆によく似ています。メキシコの人にも「日本にもDía de muertos(死者の日)あるよ!!」というと驚かれます。
故人を偲ぶ、という点では同じ考えなのにやはり国が違えば祝われ方が違います。お供え物をしたり、お墓をきれいにしたりするというところまでは同じなのですが、オアハカで音楽を演奏したり、ガイコツを飾ったりとメキシコの死者の日はとてもカラフルです。
オアハカでは、メキシコの中でも特にこの「死者の日」を盛大にお祝いすることで知られています。ゲラゲッツァやナビダ(クリスマス)の時期と並ぶくらいに街がにぎやかになるそうです。私自身も、初めての体験になるので、今からわくわくしています。
私が働いているオアハカの語学学校、Instituto Cultural Oaxacaでは、「死者の日コース」が開講されます。授業の内容に死者の日の歴史や文化を学ぶ機会がプラスされたり、ワークショップで「マスクづくり」をしてコースの終わりにはその仮面をかぶってコンパルサという行列をしたりと盛り沢山の内容です。
また、オアハカ周辺の村やその共同墓地を見に行くツアーも催行されます。日本でも近年じわじわ知名度が上がっている「死者の日」を隅から隅まで味わうことができるコースとなっています。
2014年の「死者の日コース」は、10月20日(月)〜31日(金)となっています。ツアーは、10月31日、11月1日、11月2日の計3日間(それぞれ違う場所を訪れます)です。
興味のある方は、ぜひぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ。
E-mail : info.jp@icomexico.com
※ICOでは、ホームステイなど宿泊施設のアレンジも行なっています。
それでは、よい週末をお過ごし下さい。
ICO日本人スタッフ
あみ
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