2015年12月11日金曜日

フェリア

こんにちは。

今週は、穏やかな天気が続いていて気持ちがよいオアハカです。

そんないい天気に恵まれた木曜日、ICO敷地内の庭でフェリア(フェアー)が開催されました。主催者は、Fundación En VíaというNGO団体です。



Fundación En Víaについて
 
オアハカの貧困問題をなくすため、働く先住民の女性達の自立を支援するNGO団体です。無利子の小規模融資(microfinance)、英語やパソコンスキルなどの教育プログラム(education)、持続可能な観光事業(responsable tourism)などを組み合わせて独自のボランティア活動を展開しています。小規模融資事業は働く女性達に彼女らが目指す事業の展開を応援したり、彼女達やその家族をより豊かな生活へと導くために役立っています。 

毎週木曜日と土曜日のツアーでは、融資を受けてビジネスをしている女性を訪れて彼女たちの仕事を見たり(彼女たちの多くは、織物や刺繍をする職人さんでもあるのです。)、一緒に食事をしたりします。ツアーの代金が彼女たちに融資する資金に直接なるという、おもしろいビジネスモデルです。ただ融資をするのではなく、ビジネスをするにあたっての教育プログラムを提供しながら、女性の自立を促しています。

今日は、その教育プログラムを全て終えた女性達が集まってフェリアが開催されたのです。タペテと呼ばれる羊毛のラグや、美しい刺繍のエプロン、おいしい食べ物などが集まりました。

よいお天気で、リラックスムードの中フェリアが始まりました。

トラコチャワイヤというオアハカ氏の近郊にある村からやってきた女性達。オールチャータという米のジュースやタコスを売っていましたが、このタコスがめちゃくちゃ美味しかったです!!!

カスエラという土鍋で調理された具。注文してからコマルという陶器のお皿のような調理器具の上で温められたトルティージャにチーズやアボカド、フリホーレス(豆のペースト)などをのせて温めます。美味ーーーーー!!!

サンミゲルデルバジェというところの特産品、エプロン。細かく刺繍が施されたエプロンというよりもはやドレスです。この刺繍は、ミシンを使ってされる刺繍ですが、もちろん一つ一つ手作りです。

一つとして同じデザインはありません。子どもサイズもあって、子どもが来ているのを見ると悶絶級にかわいいです。

さまざまなテクニックを使って作られるこれらの作品(は、眺めているだけでも楽しいです。また、彼女たちがつけている姿が可愛らしいのです。


こちらはチョコラテ。牛乳やお湯で溶かして、モリニージョという木の棒を使って泡を立ててふわふわにしていただきます。

オアハカでよく見かけるこの道具。何かわかりますか?
メキシコ版七輪です。炭火の料理が多いので、屋台などではガスが使われていることもあるし、この七輪で調理されている時もあります。日本のように網を乗せて焼くのではなく、前述の「コマル」という陶器のお皿を乗せて使います。

フラン。プリンのようなお菓子です。これがびっくりするほど美味しかったです。

フェリアは当初2時半までの予定だったのですが、結局夕方暗くなるまで続きました。この辺りの適当さというか、フレキシブルさはメキシコならではだなぁ、と感じました。楽しいことが延長されるのはありがたいことです。 

おばちゃんやお姉さんたちの素敵な笑顔に元気をもらった1日でした。今回が初回のフェリア開催でしたが、第2回、3回の開催が今から楽しみです。

 Fundación En Viaの活動について興味のある人は、オフィシャルウェブサイトのリンクを下記に載せておくのでぜひとも訪れてみてください。
  http://www.envia.org/

それでは、よい1日をお過ごしください。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
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