2015年12月28日月曜日

年の瀬のオアハカ

こんにちは。クリスマスも終わり、いよいよ年末ですね。いかがお過ごしでしょうか。

大根の夜

先週、12月23日は「Noche de rábanos」(大根の夜)というイベントが開催されました。赤かぶやトウモロコシの皮を使って様々なオブジェを作るというオアハカのクリスマスの風物詩です。昼頃から飾り付けがはじまり、夜には作品が完成。ソカロ周辺はものすごい人だったそうです。というのも、この「大根の夜」は一夜限りのイベントで、翌日には全て撤去されてしまうというのです。そのため、例年ものすごい人が詰め掛けるのだそうです。「すごい人だったそうです」という描写から御察しの通り、私は足を運びませんでした。見に行きたい気持ちもあったのですが「まぁ、いいか」という気持ちが勝りました。

下の写真のような作品群が並びます。夜には何時間も並ばなければ見られないそうです。



クリスマス

メキシコでは、12月25日は働かないことになっています。24日の帰り際には、みんな「Feliz Navidad.」とあいさつとabrazo(ハグ)をして帰って行きました。日本の「良いお年を迎えてくださいねー」というのに似ていますがハグをお互いに交わすあたりに国民性と文化の違いを感じます。

クリスマス当日は、営業していないお店も中にはあったのですが観光都市オアハカなのでちゃんと営業しているレストランやお店もありました。日本も、今でこそ正月も休みなしで営業しているお店が多くなってきたと感じますが、祝日らしく休みになってしまうのも厳粛な感じがしていいような気がします。

年末年始は観光客が増えるオアハカなので、それに合わせてexpo venta(見本市)なども開催中です。オアハカのいろんなエリアから民芸品や伝統衣装などの職人さんたちが集まっています。展示および販売をしているので、作り手の人と話をしながら購入もできるという年に数回開催されているイベントです。オアハカ市でもたくさんの民芸品を見ることができますが、普段見ることができないようなデザインやグッズもたくさんあるのでうろうろ見て回るだけで楽しいのでついつい足を運んでしまいます。

かわいいものがたくさん売っているし、年末だし気持ちも大きくなり財布の紐も緩みがちです。年明け2016年1月6日までの開催なので、その期間中にオアハカに来る方は是非ともチェックしてみてください。

会場は、歩行者天国アルカラ通りです。ソカロ方面から出発してサントドミンゴを過ぎたあたりからブースが立ち並んでいます。



年末ですね

いよいよ年末が近づいていますが、今年はオアハカも暖冬なのでしょうか。一向に「さむいーー」と言っていないまま冬を過ごしている感じです。暖かいゆえに年末という気持ちも薄いです。日本のように年賀状を書くわけでもないし、干支を気にするわけでもないですし……。

しかしカレンダーを見ると、今年も残るところあと4日です。2015年にスペイン語留学のためにICOにやってきて出会ったみなさん、お問い合わせを下さったみなさん、ありがとうございました。ブログをチェックしてくれている方もありがとうございます。(私の友達のお父さんがこのブログを読んでくれているというのを友達が教えてくれました。意外なところでブログが読まれているのだなぁ、と感心したものです。)

これからもオアハカの生きた情報をこのブログを通して発信していければと思います。そして、たくさんの人たちにオアハカという町に実際に足を運んでいただき、この豊かな文化に触れたり、美味しいオアハカご飯を楽しんでもらったりすればいいなぁ、と願っています。ゆったりとした環境の中に身を置いて、スペイン語を勉強するのもなかなかいいものだと思います。

2015年もありがとうございました。

どうぞ、良いお年をお迎えください。


日本人スタッフ あみ

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2015年12月18日金曜日

【クリスマスコース2015】クリスマス料理ワークショップ

こんにちは。今日もなぜか暑いオアハカです。

昨日まではロングTシャツを着ていたのですが、今日は一日中半袖でもOKです。日本から送ってもらったウルトラライトダウンが全然活躍しないので、もう少し寒くなってほしいなぁと個人的には思っているのですが、軽装で過ごせるのはやはり楽です。

クリスマスコースワークショップ2週目

そんなクリスマス直前とは思えない気候のオアハカですが、今週も引き続きクリスマスコースが開催されています。クリスマスコースの目玉はワークショップ!

先週はピニャータ作りとナシミエントの設営でしたが、今週はクリスマスの伝統的な料理を作るワークショップが開催中です。


ロメリート。てんぷらとカレーに見えてしまうのは、私が日本人だからでしょうか……。味は全然違いますよ!

エンサラダデノチェブエナ。「聖なる夜のサラダ」とはなんとロマンティックなネーミング、と突っ込んでしまいましたが、オレンジやサトウキビ、ビートルート、ピーナッツ、レタスなどさまざまな野菜やフルーツが入っていてとてもさっぱりしたサラダです。

ポソレ。メキシコに来たらぜひとも賞味していただきたいのがこの「ポソレ」という料理です。おばけコーン(大きな白いとうもろこし)の粒が入ったスープです。

ポンチェ。冬の風物詩。甘くて飲むとほっこり。ワークショップでは、ピロンシージョ(パネラと呼ばれたりもします)が砂糖の代わりに使われていました。

今週のクッキングのクラスの生徒さんとパティ先生。

季節コースの料理のクラスでは、美味しいメキシコの伝統料理が学べるだけではなく、料理に関する単語や動詞も学ぶことができます。「湯がく」「沸騰させる」「混ぜる」など料理には欠かせないけど、スペイン語ではなんていうんだろう?!という単語がたくさんです。家に帰ってメキシコの味を再現してみるのも楽しいですね。(日本で見つけるのが難しい食材もたまに使われていますが……。)

来週のクリスマスワークショップも引き続き料理です。どんな料理が作られるのか楽しみです。

それでは、週末はすぐそこです。良い一週間の締めくくりを!

日本人スタッフ あみ

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2015年12月16日水曜日

ポサダ2016

こんにちは。オアハカは今日もいい天気です。12月も半分を過ぎ、年末までカウントダウンですね。全く年末感が漂わないオアハカですが、日本の師走は慌ただしいのでしょうか。

さて先週の木曜日、ICOでは一足早くポサダがありました。

ポサダとは

“全人口のほとんどがカトリック教徒のメキシコで、広く行われている行事で、地域の小グループごとに、クリスマス前の九日間、毎晩どこかの家で行われ、子供達が楽しみにしているものです。ポサダのはじめに、マリアとヨセフの人形を持って、家の戸を叩くところがあります。それは、キリストを身ごもったマリアが、夫のヨセフとベツレヘムに行き、宿を求めてさまよい歩いた際、はじめは断られるけれど、最後にお腹の子が神であることがわかって、泊めてもらえる、という故事を表しています。ですから、元は宿屋を表すポサダという言葉が、そのお祝いに使われるようになったのです。”(セシのポサダの日 クリスマスまであと九日、訳者のことばより抜粋。)
ポサダは、日本ではまったく馴染みのない行事ですが、クリスマスの9日前から始まります。つまり、今日12月16日はポサダの最初の日ということになります。

ポサダについて詳しく知るには、こちらの絵本がおすすめです。

(出典:EhonNavi

エッツ&ラパスティダ作・たなべいすず訳

小さな女の子 「セシ」が初めてのポサダを経験します。物語は、セシを通してメキシコのクリスマスやポサダを紹介する内容になっていますが、市場やメキシコ人の日常の暮らしの様子も垣間見ることができるのでとても読み応えがある本だと思います。初版が1974年となっていましたがまったく古さを感じさせず、今のメキシコにも通じるところが本当に沢山ありました。素朴だけど、とてもあたたかいメキシコの一面を感じることができる本でしした。おすすめです!

EhonNaviでは試し読みもできるので絵本を通してメキシコの文化や伝統に触れてみてください。

ICOポサダ2015



建物の中にいるグループと建物の外にいるグループに分かれます。外にいるグループは、どうか泊まらせてくださいという旨の歌を歌い、中からそれに対する返事の歌が返されます。マリアとホセが家々を探し歩いたことを再現していて、最終的には無事に中に入れてもらうことができます。(この歌ですが歌詞があるのですが音楽があるわけではなく、歌を知っているメキシコ人の人たちに続いてなんとなく歌う、不思議なメロディでした。ちゃんとしたのを一度聞いてみたいところです。)

続いてはピニャータです。

昨年は完成したピニャータをオフィスにしばらくぶら下げてみんなが見られるようになっていたのですが、今年はポサダの開催が早かったので出来上がったピニャータが即日開票ならぬ、即日叩き割りということになりました。

出来上がった(ばかり)のかわいいピニャータ。

すっかり日が暮れるのが早くなったので、ピニャータを始める頃には日が落ちていました。写真では見にくいですが、真ん中にピニャータがあります。

ピニャータは、今では「メキシコのもの」というイメージが定着していますが起源を調べてみるとなんと発祥は意外にも中国。元々は中国では新年をお祝いするために紙で作った動物の中にいろいろな種類の種を入れていたそうです。旅行家マルコポーロがその文化をヨーロッパに持ち帰り、その後メキシコに伝わったようです。

中にたくさんお菓子を詰められたピニャータはひもで高いところに吊るされ、小さい子どもたちから叩きます。ピニャータの歌があって、周りで見ている人たちがその歌を歌います。


video

なにせ陶器の「壺」なので、子どもの力ではなかなか割ることができません。壺が割れると一気に中のお菓子が出てきてみんなでそれを拾い集めます。


出来上がったばかりのあのかわいらしいピニャータたちが次々と割られていくのはなんとも切なく、しかし割れるたびにあがる歓声とお菓子を集める嬉しそうな子どもの顔を見ていたら「これでいいのだ」という気持ちになりました。

ピニャータの後は、パンとポンチェがふるまわれました。今年のICOのポサダは早めの開催でしたが、街では今日12月16日からがポサダです。

オアハカにいる人は、ポサダを探して参加してみてはいかがでしょうか。

それでは、たのしいクリスマスシーズンを!


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ


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2015年12月15日火曜日

クリスマスコース2015

こんにちは。12月も半ばというのに、なんなのでしょう、この気温の上がる感じは。もう少し寒くても全然構わないのに、むしろもう少し寒い方がピリッとしていいのにな、と思ってしまいます。

そんな温暖な気候の中、先週より「クリスマスコース2015」が始まっています。

ワークショップ〜ピニャータ作り

クリスマスコース2015が12月7日に始まりました。一週目のワークショップは「ピニャータ作り」と「ナシミエント」作りです。

ピニャータの作成風景。まずは、壺にペタペタと新聞紙を張っていきます。メキシコのピニャータはにはこのように陶器が使われます。

デコレーションに使う紙。パペルチナ(訳すと、中国の紙)という紙を使います。日本語では「薄紙」と呼ばれている種類の紙です。触るとパリパリした感じですが薄いので加工がしやすいのが特徴です。パペルピカドなどにも使われている紙です。日本でピニャータと作ってみようと思っている方は画材屋さんなどで探すと見つかると思います。

作るピニャータの数は3つ。そのうちの一つは7つの角がついたクリスマス時期に使われる伝統的なデザインです。7つという数字にはそれぞれ意味があるのだそうです。

出来上がったのがこちら。

と、こちら!トナカイと雪だるまも完成です。(ダッシュで完成させて、こんなにも可愛いのが仕上がったのに、この数時間後には割られる運命になるとは、なんという切なさ……!)

ナシミエント設営

ピニャータを大急ぎで完成させて、その後設営されたのが「ナシミエント」。キリスト生誕時の様子をジオラマで再現したものですが、ナシミエントを表す言葉として、英語には"the Nativity"という単語があるそうです。出産とか誕生という意味もあるそうなのですが、日本語ではそれらの言葉ではキリストの生誕のことは差さないので、文化の違いって面白いなぁ、とこのようなところで感じたりします。

ナシミエントに使われる人形たち。箱から出てくる量はものすごく、それぞれに意味があるというのだから驚きです。一つずつ新聞紙に包まれて保管されている様子は、ひな祭りを思い出させます。

あっという間に完成。なんとかポサダに間に合いました。肝心のキリスト(赤ちゃん)ですが、彼が生まれたとされる12月24日に置かれるのだそうです。

※写真は昨年のものと酷似していますが、今年のナシミエントです。笑

最後に

日本でもクリスマスにはツリーを飾ったりする習慣がありますが、ピニャータやナシミエントはメキシコならではなので、このワークショップをとった生徒さんたちは、今までとは違った視点でクリスマスを見ることができたことと思います。


お知らせ

来年度のコース開始日などをカレンダーに追加しました。2016年は、オアハカに来てみませんか??


日本人スタッフ あみ

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2015年12月11日金曜日

フェリア

こんにちは。

今週は、穏やかな天気が続いていて気持ちがよいオアハカです。

そんないい天気に恵まれた木曜日、ICO敷地内の庭でフェリア(フェアー)が開催されました。主催者は、Fundación En VíaというNGO団体です。



Fundación En Víaについて
 
オアハカの貧困問題をなくすため、働く先住民の女性達の自立を支援するNGO団体です。無利子の小規模融資(microfinance)、英語やパソコンスキルなどの教育プログラム(education)、持続可能な観光事業(responsable tourism)などを組み合わせて独自のボランティア活動を展開しています。小規模融資事業は働く女性達に彼女らが目指す事業の展開を応援したり、彼女達やその家族をより豊かな生活へと導くために役立っています。 

毎週木曜日と土曜日のツアーでは、融資を受けてビジネスをしている女性を訪れて彼女たちの仕事を見たり(彼女たちの多くは、織物や刺繍をする職人さんでもあるのです。)、一緒に食事をしたりします。ツアーの代金が彼女たちに融資する資金に直接なるという、おもしろいビジネスモデルです。ただ融資をするのではなく、ビジネスをするにあたっての教育プログラムを提供しながら、女性の自立を促しています。

今日は、その教育プログラムを全て終えた女性達が集まってフェリアが開催されたのです。タペテと呼ばれる羊毛のラグや、美しい刺繍のエプロン、おいしい食べ物などが集まりました。

よいお天気で、リラックスムードの中フェリアが始まりました。

トラコチャワイヤというオアハカ氏の近郊にある村からやってきた女性達。オールチャータという米のジュースやタコスを売っていましたが、このタコスがめちゃくちゃ美味しかったです!!!

カスエラという土鍋で調理された具。注文してからコマルという陶器のお皿のような調理器具の上で温められたトルティージャにチーズやアボカド、フリホーレス(豆のペースト)などをのせて温めます。美味ーーーーー!!!

サンミゲルデルバジェというところの特産品、エプロン。細かく刺繍が施されたエプロンというよりもはやドレスです。この刺繍は、ミシンを使ってされる刺繍ですが、もちろん一つ一つ手作りです。

一つとして同じデザインはありません。子どもサイズもあって、子どもが来ているのを見ると悶絶級にかわいいです。

さまざまなテクニックを使って作られるこれらの作品(は、眺めているだけでも楽しいです。また、彼女たちがつけている姿が可愛らしいのです。


こちらはチョコラテ。牛乳やお湯で溶かして、モリニージョという木の棒を使って泡を立ててふわふわにしていただきます。

オアハカでよく見かけるこの道具。何かわかりますか?
メキシコ版七輪です。炭火の料理が多いので、屋台などではガスが使われていることもあるし、この七輪で調理されている時もあります。日本のように網を乗せて焼くのではなく、前述の「コマル」という陶器のお皿を乗せて使います。

フラン。プリンのようなお菓子です。これがびっくりするほど美味しかったです。

フェリアは当初2時半までの予定だったのですが、結局夕方暗くなるまで続きました。この辺りの適当さというか、フレキシブルさはメキシコならではだなぁ、と感じました。楽しいことが延長されるのはありがたいことです。 

おばちゃんやお姉さんたちの素敵な笑顔に元気をもらった1日でした。今回が初回のフェリア開催でしたが、第2回、3回の開催が今から楽しみです。

 Fundación En Viaの活動について興味のある人は、オフィシャルウェブサイトのリンクを下記に載せておくのでぜひとも訪れてみてください。
  http://www.envia.org/

それでは、よい1日をお過ごしください。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ
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2015年12月5日土曜日

旅行、旅、留学のことを考える。

こんにちは。

今日も風がすこし冷たいオアハカです。あっという間に週末ですね。

今日は、いつものように学校やオアハカを紹介するという視点ではなく、オアハカに来ている人、ICOに留学しに来る人を見ていて考えさせられることを書きたいと思います。

どんな人が来ているのか?

オアハカは観光都市です。工業はほとんど見かけません。(少なくともオアハカ市周辺では。)農業、手工業、そして観光業にて成り立っているところなので、市内では観光客(外国人もメキシコ人も)がうろうろしているのをよく見かけます。

観光客の中には、1)数日観光に来た人、2)しばらく滞在する人に分かれます。

あくまでも個人的な見解によるものですが、しばらく滞在する人の中には、壮年以降の世代で多いのが避寒・避暑などの目的、若年層で多いのがスペイン語を習得するために、あるいは旅の途中で居ついてしまっている感じの人、という感じです。英語が話せると、ボランティアの仕事が見つかったりするので旅をしながら経験も積むという人もたくさんいます。

しばらく滞在する人の傾向

しばらく滞在する人の中には、スペイン語を学ばずに「暮らす」ということのみを楽しむ人もいます。オアハカはアートが盛んな町なので、ギャラリーやアートスタジオはいたる所にあるので、絵を習ったりワークショップを受講したりする人もたくさんいます。リタイアした人の中には、毎年2〜3ヶ月をオアハカで過ごすというライフスタイルを確立している人もいて、いい暮らしだなぁ、と羨望の眼差しで見つめてしまいます。

欧米の(ここはメキシコなので特にアメリカ、カナダの人たちが多いですが)リタイアした人たちで、オアハカに来ている人たちを見ていると、人生を謳歌しているなぁと感じずにはいられません。日本でも、退職した世代の人たちは趣味や旅行などを楽しんでいる方が多くいますが、「外国で数ヶ月暮らす」ということを実践している人はそんなに多くはないのではないかと思います。だから、彼らのパワフルさには脱帽してしまいます。

英語のコミュニティもあるようなので、スペイン語が喋れなくても暮らすことは可能です。しかし、滞在期間の半分くらいの期間をスペイン語学習のために語学学校に通う人たちも多いです。年で言えば60代から80代の人までなので、本当にパワフルです。語学を学び始めるのに年齢は関係ないんだな、と改めて思い知らされます。あるいは逆に学ぶ意欲の高さがさらに彼らを若く保っているのかもしれません。半年や1年ぶりに戻ってきた人たちが、前にいたクラスよりもレベルアップしたクラスに配属されているのを見て本当に感心してしまいます。やはり、ただなんとなく滞在する、あるいは旅を続けているだけでは生活に張りがなくなってくるので、「語学学習」にチャレンジする人が多いようです。また、現地に暮らしているので学んだことをすぐに実践できるのでとても実用的でもあります。しかし、自分よりも上の世代の人のこのような姿勢を見ていると、この向上心は見習わなければなぁ、と思います。

若い世代でしばらく滞在する人は、2〜3ヶ月じっくりと腰を据えてスペイン語をブラッシュアップするために来たという人が多いと感じます。北米では今スペイン語の需要がどんどんと上がっているので、スペイン語が話せると仕事を探す際に有利なのだそうです。(あるいは、必須。)夏休みなどの長期休暇を利用してやってくる先生や、医療系の仕事に従事する人もかなり多いと感じます。(生徒さんや患者さんがスペイン語圏の場合が多いのだそうです。な、なるほど……‼︎)また、文化が色濃く残るオアハカには写真家やアーティストなども世界中からたくさん来ます。生徒さんの中にもそのような人が混じっていて、かなり面白いバックグラウンドをも他人と知り合うことができるのもオアハカの魅力的な点の一つです。

日本人の傾向としては1ヶ月や2ヶ月などの長期の休暇がないので、長期でスペイン語を学びに来る人は思い切って仕事を辞めて来る人が多いです。メキシコには近年日系企業の進出も著しいので、スペイン語を習得した後に就職、というのも現実的な話です。

短期滞在の人たち

短期滞在の人たちは、観光だけを目的にしているのでスペイン語学校には通わない人も多くいます。日本からの観光客も街を歩けばたまに見かけるのですが、おそらくオアハカへの滞在が数日と限られているので、スペイン語のコースをとる人はほとんどいないのではないかと推測します。

私が一番驚くのは、友達同士で1〜2週間の滞在でスペイン語の授業もとる人たちです。子育てにひと段落したくらいの年齢の二人組の女の人たちがやってきて、2週間スペイン語を勉強して、夕方や週末は観光を楽しむ、というような旅行のスタイルの欧米人が意外に多いのです。年齢にしてみたら、私の親の世代(あるいは下、上)なので、自分の母親が友達と二人で外国に出かけていて語学学校に通うという様子はとても想像がつかず、彼女たちの行動力の高さにはいつも眼を見張るものがあります。

「スペイン語学習」というと仰々しくて構えてしまいますが、短期滞在の人でも、実はとても実用的なので、オアハカに来たついでに授業も取る人が多いのかな、と思います。また、オアハカという町の規模を考えたときに、大きすぎず、かといって何もすることがない町でもないので、午前中をスペイン語のクラスに当てて、午後や休みの日にいろいろな所へ出かけて行って、勉強したスペイン語を実際に使うということを可能にさせているのかもしれません。一日中勉強、あるいは一日中観光だと疲れてしまいますが、いい割合で両方を楽しむことができれば滞在がさらに有意義なものになるし、言葉が通じると、買い物や町歩きがさらに楽しくなるので、ただの観光旅行だけでは味わえない喜びや、楽しさを経験することができると思います。ある意味、観光地ばかりを訪ね歩くよりもずっと贅沢な旅行かもしれません。

オアハカ語学留学を考える

メキシコはビザなしで最大180日(約6ヶ月)滞在することができるので、のんびりと滞在したり訪れたりするにはもってこいの国なのかもしれません。広い国なので、色々な場所を訪れるのもよし、あるいは気に入った町にしばらく腰をすえるのもよしです。オアハカの町の規模を考えると、駆け足で通り過ぎてもいいかなという気がしますが、スルメのように味わい深いこの町は、じっくり暮らしてみると色々面白いものが見えてくるので中長期の語学留学にもとても向いている町なのではないかと思います。

1週間くらいの超短期留学だとしても実践の場所がたくさんあるし、さらに観光もたくさんできる町なのでお試し的にプチ留学を体験するのもいいかもしれません。(というか、個人的には「旅行をしながら語学を学ぶ」という欧米のおばちゃんたちの旅行のスタイルが非常に面白く、日本人にも浸透すればいいのになぁ、と夢想しています。)

まとめ

色々書きましたが、決してオアハカ留学をごり押ししたいのではありません。世界中からやってくる様々な生徒さんたちを見ていると、スペイン語を学ぶのにも色々な形があって、「留学」ということを改めて考えさせられたということをまず伝えたいと思いました。

「留学=学生さんのすること」、「留学=しゃかりきに語学を学ぶ」、「留学=長期間」など、留学に対する固定観念のようなものがありますが、決してそうではなく「留学=学びたいときに、学びたい期間、好きな形でするもの」なのだなぁ、と気づかされるとそんなに大層に構える必要もないのなかなぁと思った次第です。

ああ、でもやっぱり、退職した後の世代の人のパワフルさと自由さから元気をもらいます。彼らに負けている場合ではありません。

それでは、良い週末をお過ごしください。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ


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2015年12月3日木曜日

布屋で感じる師走とメキシコ

こんにちは。

12月に入りました。師走です。

メキシコにも「師走」のような概念はあるのかしら、と思って街うろうろしてみたところ、クリスマスに向けてカオスでした。

工作グッズなどが揃う素材屋さんは、店の9割くらい(ほぼ、全スペース!!!)がクリスマスグッズ売り場に改装されて人々がクリスマスグッズを買い求めていました。様々なサイズ、色、素材のツリーが店の外で展示即売会され、それに飾り付けるオーナメントがその横に山積みになっていて、それに群がる人々。

(出典:yelp!

普段の工作グッズ屋さんはこのような感じです。写真立てや箱などが色の付いていない状態で売られていて、他のセクションに行くと飾り付け用の素材が売ってあります。(写真参照)こういうお店があるせいか、メキシコではなんだかんだと手作りする人が多いように感じます。そして、安いのです!素材へのアクセスがいいのは本当に素晴らしいです。

(出典:FORESQUARES)

布屋さんへ行けば、クリスマスの布が所狭しと立ち並び(メキシコの布屋さんの布は、筒に巻かれた布の棒が縦に並べられます。)、店員さんを呼びつけて何メートルもの布、あるいは何メートルものキラキラした飾り付け用の素材を買い求めていて、殺気立った店内は、年末の忙しい感じが出ていなくはない、そんな感じです。

市場やおみやげ屋さんなどで民芸品を見て回るのも楽しいですが、布屋さんなどをみてもメキシコらしさがにじみ出ているのでとても面白いです。同じ店の店舗がはす向かいに並んでいたりするのですが、品揃えが微妙に違うので各店舗を巡るのもおすすめです。

ほしい商品があるときは、店内をウロウロしている店員さんを見つけて切ってもらいます。店員さんに布を切ってもらうと、「¿Algo más?(他に何か必要ですか?)」と聞かれるので、他にほしいものがあったらそこまでその店員さんを連れて行って行って引き続き切ってもらいます。もうほしいものがなかったら「Nada más.(大丈夫です)」と言います。すると、チケットを渡されるので、そのチケットを「caja」という支払い専用のブースに持って行きます。「pagada(支払い済み)」というスタンプを押してもらうと次は受け取りコーナーに行ってチケットを見せます。すると頼んだ商品を袋に入れて渡してくれます。このなんだかちょっとまどろっこしいシステムは大体どこの布屋さんも同じです。


私はこれらの布屋さんに行くと、大阪にある「とらや」という布屋さんのことを思い出します。こういう点においても、メキシコと関西は似ているな、と密かに親しみを感じているのです。今日は、曇りがちで気温が一日中上がらないオアハカです。とらやの向かいにある551でも食べたいな、と日本に想いを馳せているところです。

外国に住んだり旅をしたりしたときに、自分の街や国と似ているところをついつい探してしまうのはなんなのでしょう。

オアハカで大手の布屋さんはParisinaとModatelasです。ホームページからも店の雰囲気がなんとなく伝わってきます。


それでは、少しマニアックな情報になってしまいましたが、オアハカに来たらぜひ、布屋さんなど地元の人が通う店なども訪れてみてください。最近は学校の情報が多かったので、少し街の様子も伝えておきたかったのです。

日本も寒いと思うので、みなさん、風邪などに気をつけて暖かくお過ごしくださいね。


Instituto Cultural Oaxaca
日本人スタッフ あみ

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